・殻厚、色揚げをしていくために
今回は色揚げについて私の経験から書いていこうと思います。
私は色揚げは遺伝のみではないと考えています。
というのもエビはカルシウムと、他なんやかんやの栄養を取る事により色が揚げることができますw
↑(私の経験上で話しています)
メインはカルシウムということです。
とは言っても、エビを飼育していく中で、水槽内の栄養状態がすごく重要になってきますよね。いつも土玉をツマツマしてますし。
だからと言って、どんなに高価な餌を与えようとも、いつもツマツマしているエビをみるとエビは栄養不足となっているんじゃないかと考えます。
その証拠に色がなかなか濃くならないと言う声が多く聞かれるからです。
本物の長年のエビブリーダーさんはそれぞれの栄養状態の飽和方法を持っていたり、水槽の立ち上げ方のルーティーンを持ってるかと思います。
それぞれの立ち上げ方で決まりはなくどれがいいのか模索しながら飼育するのも醍醐味かと思いますけどw
そこで栄養成分、ミネラルについて代表となるものはなにか、を考えていきたいと思います。
結果から言うと
ビタミン、カルシュウム、鉄分
などのミネラルが代表的です。
・必須ミネラル (カルシウムとビタミン)
エビはただカルシウムをあたえても体内には吸収しません。
え!?さっきカルシウムをあげましょうっていってたっじゃん
言った言った。でもきっとなにか方法があるんだよw
どうやったら吸収するのかですね。
それはというとカルシウムに結合しないとビタミンは吸収いたしません。
ビタミンと結合することによりカルシウムは始めてエビに吸収されます。
よって、ビタミンも色揚げには必要不可欠な栄養素になるわけです。

ほかにも、いろあげには必要な栄養素がありますが、
主にこの二つのミネラルを摂取している個体では非常に強い生体が作りあげられ、脱皮よって爆殖に結びつき、産卵前の栄養不足が改善されます。
要するに、脱皮→抱卵→稚エビ→爆食につながります。
また、エビの脱皮は、成長の証であり、脱皮をすることで一回り大きくなります。
脱皮をすればするほどいい水槽、いいエビと言えます。
・抱卵を促してみよう
脱皮によるもう一つの作用として、メス抱卵の予兆です。
メスの脱皮では、オスが興奮するフェロモンが放出され、脱皮個体に襲いかかり交尾が始まります。
このことから、脱皮の回数を増やし、エビがどれだけ体内に栄養を吸収出来るかが重要となってくるのではないでしょうか。
皆さんの水槽の中のエビさん達が暴れていたら
爆繁殖の予告と思っていいのではないでしょうか。
その暴れているのが一匹だけではなくみんなが暴れていたら抱卵の舞ですね。
爆殖の兆しです。
・稚エビ生存率100%にしよう
親に栄養素を摂取してもらう事で、脱皮のにより爆殖に結びつき
色の濃い・殻の厚い生体に変わり産まれてくる子供に、栄養がいきわたり、子供も色の濃い・殻の厚い強い子供が産まれます。
また、稚エビに関しては餌を食べるのではなくバクテリア類を食べるので栄養素がやっぱり大事になってきます。
みなさんもがんばって栄養、ミネラルについて考え直してはどうですか。
稚エビがポツポツ死んでしまう方→ポツポツ死の改善方法