ファンシータイガー

ファンシータイガーシュリンプ(フラワーシュリンプ)

<APSC2010>、オープン部門の優勝となったドイツのミハエル・ナダル氏の製作品種であるファンシータイガーシュリンプ。
彼はこのパターンを生み出すことの奇抜性ではなく、ファンシータイガー的表現個体を獲得してからの固定率を含めた余白部分に対して時間をかけて確認・追求したと話している。

それから約10年、今では、フラワータイガー太極と呼ばれている個体もいますが、色々名前があり過ぎて私の頭の中で多重事故起こしています。
(わかる人には、わかるんでしょうね)

ファンシータイガーの特徴

(主観です)

<頭部・胴部の模様パターン>

頭部のスポットや胴部のゼブラストライプが組み合わされている個体がメイン。薄かったり、濃いかったりと選別する際の目利きは多義にわたる。

<脚部の色乗り>

タイガー因子が強い傾向にあり、なかなか脚部に色が乗りづらい傾向にあるが今では足まで色が出ている個体もいる。
薄めの個体を入手したのであれば、ボディを優先した選別を行うか、脚部に重点を置くかはお好みで。
環境変化で脚の色は変動があるので、落ち着いた環境にしたうえで選別を行うことが大事。

<赤の太ストライプ表現>

レッドストライプを太めに濃いく、強調できれば白地とのバランスに優れ、レッドビーのファンであっても興味をそそるのではなかろうか。

<頭部と腹部の境界線の色素>

ポイントとなってくるところ。ここの境界線のはっきりさ、明瞭さが個体の良し悪しを決めていくと考える。
今後まだどのようなパターンが出てくるのかで境界線部分もどのようになっていくのか宿題が残されているところもまた魅力。

<beeと基本似ている色素>

選別交配や水質の変化で色彩が変わる場合もある。
つまり血統を意識した改良・オリジナリティの追求枠が魅力的である。
将来的に厚塗りの個体では迫力が相当出ると思われる。

※うちのファンシータイガー。
Beeシュリンプで見慣れた紅白とはまた違う色合いで新鮮♪